ユーザビリティのテストと解析の方法

はてなブックマークを見ていたら、サイト構築上のエッセンスがブックマークを集めていました。読んでみたらなかなかおもしろかった。

ユーザビリティの改善の成功例のセミナーの報告なのですが、ユーザが取る行動は論理的に考えてもわからず、

ユーザビリティ会議レポート:実績があがるサイトの秘訣を探りました | 100SHIKI PR Board
武井さんのお話はいろいろあったのですが、個人的に感じたのは、ユーザビリティの改善において重要なのは「(1) ユーザシナリオの明確化と、(2) 実際の行動に基づいた観察」に尽きる、ということです。

としていました。こちらの意図を示したものを提示し、それを見た人たちの意見でなく行動を見て感じることにより、考察するというフィードバックのかかった人間科学的な実例でした。

人が実際に動くことはそれぞれにバックグラウンドや個性がが関わり多様であり、その取った行動について理由を聞くことでその実体が明らかにすることができます。その行動を見ることにより、自分が考えて構築したものとフィットしているかどうかを知ることが出来るというものです。

また、意見を聞くことと行動とは相違があるようです。意見は理想的な要素が含まれ、意見に基づいて事を起こしても、現実的には違った行動を取ることがよくあることもおもしろいと思いました。意見を聞くことと、理由を聞くことは異なることなのですね。(もちろん意見を聞くというのは大切なことだと思います。ただ今回の場合はこちらの意図がユーザに伝わっているかを知るユーザビリティのテスト方法について議論しています)

ユーザビリティはウェブサイトだけではなくて様々なサービスに当てはめることが出来、これらを現実的に解析する方法としてとても興味を持ちました。また、人間理解のための一つの方法でもあるように思いました。